何回言っても聞かない。
急いでるのに靴を履かない。
片付けたそばから、おもちゃを全部出す。
ご飯を食べてほしいのに遊び始める。
イラッとする。
分かる。
父親だって人間だ。
仕事で疲れてる日もある。
時間がない朝もある。
同じことを何回も言えば、声が大きくなることだってある。
でも。
子どもを動かす前に、お前のその怒りを一回止めろ。
「叱る」と「イライラをぶつける」は同じじゃない
危ないことをした。
人を傷つけた。
やってはいけないことを伝えなきゃいけない。
そういう場面はある。
だから「子どもを一切叱るな」という話じゃない。
ただ、
今この子に伝える必要があるのか。
それとも、
自分が思い通りにならなくて腹を立てているのか。
ここは分けたい。
朝、子どもが靴を履かない。
本当に危険だから怒っているのか。
それとも、自分が遅刻しそうで焦っているのか。
後者なら、その焦りまで全部子どものせいにするな。
2歳、3歳に大人と同じ段取りを求めるな
「早くして」
「さっき言ったでしょ」
「なんで分からないの?」
言いたくなる。
でも、お前の頭の中には今日の予定がある。
何時に家を出るかも、その後どこへ行くかも分かってる。
子どもは違う。
今、目の前のミニカーが大事かもしれない。
自分で靴を履きたいのかもしれない。
昨日できたことが今日はできないことだってある。
大人の段取りに乗れない=お前を困らせようとしている、ではない。
そこを一緒にするな。
声を大きくすれば、早く動くことはある
怒鳴れば、子どもが止まることはある。
泣きながら片付けることもある。
だから、その瞬間だけ見れば「効いた」ように見える。
でも、お前が本当に伝えたかったのは何だ?
片付ける理由か。
危ないから止まってほしいことか。
人を叩かないでほしいことか。
それとも、
「パパを怒らせると怖い」
を覚えてほしかったのか。
違うだろ。
だったら、怖さだけで動かすことをゴールにするな。
まず3秒でいい
「怒らない父親になれ」なんて言わない。
そんな簡単じゃない。
イラッとする瞬間はこれからもある。
だから、まず3秒でいい。
強い言葉が出そうになったら、最初の一言を3秒遅らせろ。
その間に一個だけ考える。
これは、この子を止めるために言うのか。自分のイライラを吐くために言うのか。
危ないなら、すぐ止めればいい。
急ぐ必要があるなら、短く伝えればいい。
自分が疲れているだけなら、一回それを認めればいい。
3秒で立派な父親にはならない。
でも、勢いだけの一言を一個減らせるかもしれない。
それで十分スタートになる。
怒鳴ってしまった後も、父親は続く
それでも怒鳴る日はある。
言いすぎる日もある。
そこで、
「俺はこういう性格だから」
「言うこと聞かない方が悪い」
で終わるな。
落ち着いたら、言い直せばいい。
「さっき大きい声出してごめん」
「危なかったから止めたかった」
「パパも急いでてイライラしてた」
失敗しない父親じゃなくていい。
失敗した後に、そのままにしない父親でいろ。
パパになるお前らへ
子どもを育てていると、思い通りにならないことなんていくらでもある。
そのたびに子どもだけを直そうとしていたら、しんどい。
父親側にも、変えられるところはある。
言い方。
待ち方。
自分の焦りとの付き合い方。
子どもを怒る前に、まず自分を一回止めろ。
完璧にできなくていい。
次にイラッとしたとき、最初の一言を3秒だけ遅らせろ。
子どもを育てながら、お前も父親として育っていけ。