「今週金曜、会社の飲み会なんだ」
「来週末、友達と遊びに行ってくる」
今までなら、普通に入れていた予定かもしれない。
仕事の付き合いもある。友達と過ごす時間だって大切だ。
でも、妻が妊娠した今。
お前の予定だけ、何も変わらない前提になってないか?
飲み会を全部断れ、って話じゃない
妊娠したら夫は一切外出禁止。
そんな話をしたいわけじゃない。
妻の体調が落ち着いていて、お互い納得しているなら、出かけていい日もある。
妻にも一人で過ごしたい時間や、好きなことを楽しむ時間があるだろう。
大事なのは、外出した回数じゃない。
予定を決めるとき、今の家族の状況が入っているか。
そこだ。
「大丈夫?」と聞くだけで終わるな
「金曜、飲み会行っても大丈夫?」
そう聞いて、妻が「いいよ」と言った。
じゃあ何も問題ない?
もちろん、本当に大丈夫なこともある。
でも、妻が今週どんな体調で、家で何をする予定なのか、お前は知っているか。
健診の日は? 買い物は? 食事の準備は?
「行っていい?」の返事だけをもらって、あとの段取りを全部妻に渡していないか。
許可を取ることと、生活を一緒に組み立てることは違う。
「金曜に誘われた。今週の予定を一回見よう。俺が先にやっておくことあるかな」
そんな話し方だってできる。
ただし、妻に毎回『やることリスト』を作らせるな。まず自分で予定と家の状況を見てから話そう。
出かけるなら、三つだけ決めておけ
一つ目は、連絡がつくか。
急な予定変更や相談が必要になったとき、どの方法で連絡するか。仕事中で出られない時間があるなら、それも共有しておく。
二つ目は、どうやって帰るか。
帰宅が遅くなるなら何時ごろか。すぐに帰る必要が出たとき、どんな移動手段があるか。
運転する可能性があるなら、もちろん飲酒運転はしない。『何かあれば車で帰る』つもりなら、最初から飲まない選択も必要だ。
三つ目は、家の仕事を誰が持つか。
出かける前の夕食、片づけ、洗濯、翌朝の用事。
『帰ってからやる』なら、本当にできる時間なのかまで考えよう。
外出すること自体より、外出した結果、家の仕事が黙って妻へ移ることが問題なんだ。
妻が断る役になっていないか
「妻が妊娠中だから、飲み会はちょっと……」
事情を説明するのは悪くない。
でも、毎回『妻がダメって言うから』と伝えていたら、妻が予定を邪魔しているように聞こえる。
そうじゃないだろ。
自分でも考えて、今は予定を減らしたいと思ったなら、
「今は家の予定を優先したいから、今回はやめておく」
でいい。
自分で決めたことを、妻のせいにするな。
もちろん、仕事上どうしても外せない予定もある。その場合は、早めに共有して代わりの段取りを考えよう。
お前の時間も、妻の時間も大事だ
ここまで読んで、「じゃあ俺は何も楽しんじゃダメなのか」と思ったかもしれない。
違う。
お前の休息も必要だし、妻の休息も必要だ。
だから、どちらか一人だけが我慢するルールにしない。
妻が体調に合わせて過ごせる時間をどう作るか。
お前が息抜きできる時間をどう作るか。
二人で話せばいい。
『今まで通り』を守ることより、今の二人に合う形へ変えることが大事だ。
パパになるお前らへ
妊娠しているのは妻だ。
でも、生活が変わるのは妻だけじゃない。
飲み会を一回断ったから、立派な父親になるわけじゃない。
全部参加したから、ダメな父親になるわけでもない。
ただ、予定を入れる前に家族のことを考えられるか。
自分の外出の前後まで、責任を持てるか。
そこに、お前の出番がある。
『俺は今まで通りでいい』を、一回疑ってみろ。
今夜やること
今夜10分、次の2週間の予定を二人で開こう。
仕事、飲み会、趣味、健診、家の用事。
外せない予定と、動かせる予定を分ける。
出かける日は、連絡方法・帰宅手段・家事の担当まで決めておく。
全部の予定を減らさなくていい。
まず一つ、今の家族に合わせて予定を組み直せ。